次の日の有明先生と瑞穂さん

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近づくと有明は横の壁に頭を預けて眠っていた。 (・・・さっきも寝てたのにどれだけ寝るんだこの人は・・・) 「先生、有明先生」 声をかけるが起きそうにない。 近くに座っていたおばあさんが「まあまあ」といった感じでニコニコしている。 (・・・ううっ、恥ずかしい) 少しだけ躊躇したがそっと肩を叩いてみた。 「起きてください先生」 トントン ビクリ! 痙攣のように体をはねらせ有明が目を覚ます。 眠そうな目で瑞穂を見上げた。 「あー、瑞穂さん・・・」
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