次の日の有明先生と瑞穂さん

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「寝てしまいました・・・」 ゆっくりと喋りながら目をこする。 「こんなとこでも眠れるなんてすごいですね」 「はは・・・いつでも暇さえあれば寝てるわけじゃないですよ」 有明はうーんと小さく背伸びをすると顔を下に向けたまま言った。 「・・・夜、結局一睡もできなかったんです」 「・・・・・・!」 一瞬にして心臓がはねあがる。 (と、突然昨日の話・・・) なぜ眠れなかったかは一言も言わなかったが一瞬の沈黙と態度ですぐわかる。 「あ、あの・・・」 何と答えていいのかわからずに瑞穂は黙ってしまった。
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