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ギシギシと軋むベットの音と 『はぁんっ』 甘く漏れる女の声。 彼の部屋の前に立ちつくした私はただ冷静に “何度目だろう” と小さく溜め息を漏らした。 両親が共働きの私はいつも一人で夕食をとることが殆どで、隣に住む彼のお母さんからたまに食事に招待される。 そして 家に来たときの大半、 彼の部屋に女性がいて、 こうゆう場面に間の悪い私は幾度となくかち合ってしまうのだ。
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