第1歩目

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「いったぁい!!親友に平手は無いんじゃないこと!?馬鹿ぁん!!」 オカマの真似をしているらしいコイツは、 伊達 緋室(だて ひむろ) コイツも同じクラスで親友だ、なんだって言ってる仲が良い奴。 まぁ…オカマの真似は正直、吐きそうなくらい気持ち悪いけどな。 …いや、いっそのことコイツの顔面に吐いてやろうか。 「ちょっとぉ!!聞いてらっしゃるのぉ!?保秀くぅん!!」 「なぁ浅井、憐雪(れんせつ)どこに行ったか知ってるか?」 面倒だから緋室はガン無視決定。つか、呼び方が明智君から保秀君になってるし。 「え、森君?森君なら…また裏庭の池じゃないかな?」 「やっぱりそうだよな…用事あったんだけど、まぁ後でも良いか」 「え?何?保秀君?僕ちんの事無視しちゃってる系?しちゃってる系なの?」 緋室は構ってほしいらしく、俺にしつこく引っ付いてくる。 …ウザい。  
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