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「どうかしましたか?沙希さん。」
僕がタバラの郷土料理の事を口にしたら沙希さんが何故か隣で呆けていた。
「どうかしましたか、じゃないわよ!何でタバラの事を知ってるの?記憶喪失なのに……。」
「う~ん、そう言われてみればそうですね、どうしてでしょう、自分に関する事は覚えてないのに、そういう知識は頭の中に入っているようです。」
「不思議なこともあるのね、じゃあさ、星の裁きがあったのは何年か分かる?」
沙希さんは笑顔でそう聞いてきた。
「……星の裁き。」
─ドクン──
何だ今の感じ、星の裁きと聞くと何かが頭をよぎった。
これは、一体……。
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