一章 記憶喪失

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「翔君だね。」 総司さんが、僕の顔を覗き込みながら言う。 「……はい」 「他に覚えていることは?」 総司さんの問いかけに僕は首を横に降った。 「すいません、これ以上迷惑をかける訳にはいきませんので、お世話になりました。」 二人に頭を下げ僕は部屋を出ていこうとすると。 「待って。」 沙希さんに止められた。
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