4人が本棚に入れています
本棚に追加
これは、今より少し未来のおはなしです。
とある国のとある村に、エドガーという青年がおりました。
エドガーは、自分で作った野菜を大きな街で売って暮らしていました。
ある日、街で野菜を売ったエドガーは、村へ戻る道を車で走っていました。
すると突然、深い霧が立ち込め始めました。
霧のせいで視界は悪くなり、エドガーはいつの間にか、見知らぬ森に迷い込んでいました。
そこは、一度入ったら二度と出てこられない、と村で噂される森でした。
エドガーは、なんとかして森から出ようと車で走り続けていましたが、余計迷うだけでした。
やがて、辺りがだんだん暗くなってきました。
夜が来たのです。
どうしたもんかと、エドガーは周りを見渡してみました。
見えるのは、木ばかりでした。
もう自分はここで死ぬしかないのか
そう思った瞬間
エドガーは、遠くに、小さな光を見つけました。
その光を頼りに、彼は車を走らせました。
最初のコメントを投稿しよう!