story.1

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「で、話ずれたけど何のコスプレすんの?」 「「不思議の国のアリス」」 「…そこにものすごい凹んでる人がいるけど」 「悠馬がアリスだもん」 「は!?悠馬が!?」 「…千乃、代わらないか?」 「ごめん、嫌だ」 そう。 千歩の希望で悠馬がアリス、私がチェシャ猫、千乃が白兎、千歩が帽子屋になったの。 …何度も言うけど千歩の希望で、よ!じゃなきゃチェシャ猫なんてしないわよ。この中ではましな方だけど! 「柚子か千歩がアリスすればいいだろ!」 そう言った悠馬に千歩が私に聞こえないように何かを言った。 「ばっかねー、柚子の猫耳見たくないの?」 「う、」 ちらり ぱっ 「?」 え、何よ。 何で一瞬私の方を向いたのよ悠馬! 「…わーったよ。やってやるよ!」 「ありがと悠馬ーっ!」 「でもしょぼいのは却下だからな?」 「私を誰だと思ってるのよ」 「千歩はデザインとか得意だから安心しろ悠馬」 「そーよ。センス抜群の千歩に任せれば大丈夫よ」 千歩は手先が器用で服とか小物とか作るのが得意なの。他にも髪をいじったりとかの女の子らしい事がすごく得意。しかもセンスがすごくいいから友達にヘアアレンジとかをしょっちゅう頼まれてる。それをこなす千歩は凄いと思うわ。
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