出会いは唐突に

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「やぁぁぁぁ 面!」 俺はとっさに背負っていた木刀で狼の頭を全力でぶったたいた 「てめぇ いきなりすんだよ」 俺はさっきをこめて睨んだ 「グルルルル」 狼はうなって俺に向かって跳びかかった 「おらああああああ 面!!!」 俺はもう一発頭に打ち込んだ 「そんな攻撃 きくわけないでしょ! 」 さっきまで気を失っていた女の子がおきていきなりこういった 「切り裂け 聖なる風よ ウィンド!」 その子は呪文らしきものを唱え、狼に向かって解き放った 風の塊が 狼を切り裂いた 「くーん」 狼はそう最後に泣いて息絶えた 「ところで 君は誰?」 俺はその場の雰囲気に耐えられずそう聞いた 「私? 私の名前はエイミィ エイミィ・バーレス あんたは?」 「俺は 新庄 祐樹 祐樹ってよんでくれ」 もう2度と会わないと思う人にこういってしまった この瞬間から 僕の中から平凡な日常は消えうせた
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