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俺達が廃墟に近づくと所長のテンションはもう一段階上がった
だがらってそれを音にする程愚かではないようで、顔は笑顔、でも無口。という組み合わせだ
所長はまず窓から中の様子を探る
しかし、そこには誰もいなく、喋り声もしない
次に所長は廃墟の周りを回り始めた
ゆっくり慎重に。
どうやら何かを探しているようだ
俺も何を探しているか知らないがとりあえず探す
すると
「あった」
所長は素早くしゃがみ、手を振って俺を呼ぶ
「なんですか?」
「これを見なさい」
そう言って指さした所には、何やら白い粉が落ちていた
「これっとまさか……」
所長はポケットからまたあの小瓶を取り出す
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