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黒幕は後ろを向き、また歩きだした
完全に勝利を確信したようだ
「これはどうしようもありませんね」
俺は深いため息とともに喋る
なんだが久しぶりに口を動かした気がする
「仕方がないっすよ、こればっかりは」
俺は完全に脱力しきっていた
だから次の所長の行動には心底驚いたね
「フハハハハハハハハハハハハ！！！」
所長はいきなり大声で笑い始めた
その場にいた全員が驚愕する
それは俺も例外じゃない
なんだ？とうとうぶっ壊れたか？
「あんた達なんか勘違いしてない！」
所長はとても嬉しそうだ
それはさっきの比じゃない
「一体誰が警察を呼んだなんて言った？そんな信用出来ない奴等誰が呼ぶか！」
おいおい、そんなこと言って大丈夫なのか？
「残念だったのはあんた達よ！」
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