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全員が硬直する
「ここに来るのは警察や教師なんかじゃない!」
ダダッ!
俺は誰かの足音がするのに気付いた
「私が助けを呼んだのはねぇ!」
バリンッ!
どこかでガラスが割れた!
「とってもとっても優秀なぁ!」
足音が建物の中に進入した
そいつは、もの凄い速さで走る
勿論、俺達の方向へ
「私の部下!」
「ぐあっ!」
男の一人が所長の台詞と同時に地面に倒れる
男達は皆そちらを見るが、もうそこには倒れた本人しかいない
「こんにちは」
部屋に、綺麗な、そして透き通った声が響いた
その声の持ち主は――――――
「――――――――アリスさん」
我が事務所の、美人秘書、その人だった
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