反撃

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山田は目を瞑る 「皆さん、分かってますね?」 男達は立ち上がる 「絶対に帰れないよう、とりあえず縛って置いて下さい」 男達は無言で頷く 「頼みましたよ」 山田はそう言うと、適当なイスに座る 「分かってるよ」 男達はゆっくりと俺達の方へ歩いてきた 「アリスさん」 「なんですか?」 アリスさんはまだにこやかだ 「あなただけでも逃げて下さい。そうすれば助けを呼べる」 「必要ありません」 アリスさんはきっぱりと言いはなった 「助けなら今ここにいるでしょう?」 次の瞬間! 「がっ!」 ガッシャン! 男の一人が吹っ飛んだ! 男達は絶句している 「随分と軽い人ですねぇ」 俺は目を見張る
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