反撃

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所長が叫び終わった後、長い長い静寂が訪れた いや、長いと感じたのは俺だけで、もしかしたら大した時間はかかって無かったのかもしれない 不意に、声がした それが誰のものなのか、最初わからなかった しかし、聞いているうちに、それが泣いている声だと分かった そして、それが山田のものだと分かった 最後に山田がなんと言っているか分かった 「――――ごめん―――なさい」 それは謝罪の言葉 そしてそれはある意味、事件の終わりを告げる言葉だったかもしれない 外では何故かパトカーのサイレンが鳴り響いていた
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