反撃

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「だから、俺は管理室に細工を施した。内容は知っての通り」 ブレイカーを上げた再に、廊下の証明がつくように、 その細工は成功し、会場の照明とともに廊下の照明ま同時についた 「あんたは恐かったんだろう。廊下で誰かに見られるんじゃないか。と」 「…………」 沈黙もまた答えなりってか 「だから、別にあの時に捕まえてもよかったんだ。あの細工は来た人間が犯人かを見分けるためにつけたもんだからな」 男は眉を寄せる そう 「しかし、俺はそうしなかった。何故か」 あの時、俺はすぐ近くで今まさに捕獲に移るべく構えていた だが 「あんたは、俺にとって予想外の事をした」
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