後始末

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> 「そうですね、全部ひょうちゃんが用意してくれるそうですしね」 「それに、何か持ってっても、悪戯されるだけですよ」 一体、ノートに何度落書きされたことか。何度ものを隠されたことか 悪い奴じゃないんだがな 「ひょうちゃんの家って、とっても大きいんでしょ?」 「大きいなんてレベルではないですよ。もはや規格外です」 仮にも国の王族だからな。 「まぁ、楽しみにしていて損はないですよ」 俺が言うのもおかしいような気がするがな 「で、陽子さん」 「なんですか?」 「本題は、なんですか?」 「本題・・・・・・・ですか」 まさか本当になんとなくかけてくるような人ではないだろうに 陽子さんは数秒の沈黙の後、口を開く 「実は、こないだのことで、悩んでいて」 やっぱりか。まぁ。そんな所だろうとは思っていたが
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