後始末

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> 何の躊躇いも無く、半ば条件反射で俺は扉を閉めた ピンポンピンポンピンポンピンポ~~~~ン 扉の向こうの人物は、チャイムを連打する 迷惑、かなぁぁり迷惑 そこで皆さん、扉の向こうには誰がいると思いますか? 椿、時子さんは論外、陽子さんもわざわざ電話をかけてきたから違う ひょうも、来る理由がないから除名 残るハイテンションは、一人 俺はゆっくりと扉を開く。そこに居たのは 「なんの用ですか、所長」 満面の笑みで迎えてくれたのは、我らが上司、最上カイその人。 マジで何しにきたんだこの人 「まぁまぁ、そんな顔しないで!今日は打ち上げよ?楽しまなきゃ!」 「楽しむのは今からではなくて、ひょうの家でです。迷惑なんでとりあえず離れてください」 手をひらひらと振ってしっしっ、とやるが、どうやら効果はないようだ 「そんなわけわかんないこと言ってないで、ほら行くわよ!」 「うぉ!」
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