後始末

15/19
前へ
/326ページ
次へ
> 所長は俺の手首を掴んで引っ張った。つかなんてバカ力だ、かなり痛い 俺は半ば拉致に近い形で、俺は連行された。 「で、なんの用ですか」 「いや、別に」 何で俺の周りにはこう分かりやすい嘘をつく奴ばっかりなんだ まぁいい、今回は少し嘘に付き合ってやろうじゃないか 「それにしても、この間は大変だったらしいじゃない」 「そうですね」 それは貴方が居なかったから。なんて言わないけど言いたい 「・・・・あたしも」 「ん?」 「あたしも、一人のときは大変だったわ」 どこか暗い声で、所長は言った。 「そうですか」 「そうですよ」 しかし、そんな暗いのは一瞬で、次に見た時は、いつもの所長に戻っていたが 「ま、何はもとあれ頑張りなさい!」 バン!
/326ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2363人が本棚に入れています
本棚に追加