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所長は俺の手首を掴んで引っ張った。つかなんてバカ力だ、かなり痛い
俺は半ば拉致に近い形で、俺は連行された。
「で、なんの用ですか」
「いや、別に」
何で俺の周りにはこう分かりやすい嘘をつく奴ばっかりなんだ
まぁいい、今回は少し嘘に付き合ってやろうじゃないか
「それにしても、この間は大変だったらしいじゃない」
「そうですね」
それは貴方が居なかったから。なんて言わないけど言いたい
「・・・・あたしも」
「ん?」
「あたしも、一人のときは大変だったわ」
どこか暗い声で、所長は言った。
「そうですか」
「そうですよ」
しかし、そんな暗いのは一瞬で、次に見た時は、いつもの所長に戻っていたが
「ま、何はもとあれ頑張りなさい!」
バン!
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