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「帝架さん………帝架さん」
聞いた事のある女性の声で、俺は目が覚めた
「帝架さん、起きて下さい、」
目を開けるとそこにいたのはアリスさん
なんだかずいぶんと疲れた顔をしている
俺は体を起こす
「えっと………………」
「今はちようど4時間目が終わった所です」
アリスさんは俺の疑問を先取りし答えてくれた
「何で分かったんですか?」
そこまでの時間を共有した覚えは無いが
「所長にも同じ事を聞かれたので」
そう言われて首を回して見ると所長はもう起きていた
何やら準備運動をしている
所長は準備運動しながらも、俺が起きた事に気付いた
「さ!出かけるわよ!」
所長が勢いよく叫んだから頭が痛い
なんだかんだで3時間くらノンストップで寝てたからな
「何処にいくんですか?」
「まぁ、付いてくれば分かるわよ、ただし財布は持ってね」
「……飲み物でも奢らせる気ですか?」
「なわけ無いでしょ!さっさと行くわよ」
所長はそう言って一人で出ていった。
忙しいぞ人だ
俺は頭痛を堪えつつ、事務所をでた
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