本格捜査

10/29
前へ
/326ページ
次へ
「帝架さん………帝架さん」 聞いた事のある女性の声で、俺は目が覚めた 「帝架さん、起きて下さい、」 目を開けるとそこにいたのはアリスさん なんだかずいぶんと疲れた顔をしている 俺は体を起こす 「えっと………………」 「今はちようど4時間目が終わった所です」 アリスさんは俺の疑問を先取りし答えてくれた 「何で分かったんですか?」 そこまでの時間を共有した覚えは無いが 「所長にも同じ事を聞かれたので」 そう言われて首を回して見ると所長はもう起きていた 何やら準備運動をしている 所長は準備運動しながらも、俺が起きた事に気付いた 「さ!出かけるわよ!」 所長が勢いよく叫んだから頭が痛い なんだかんだで3時間くらノンストップで寝てたからな 「何処にいくんですか?」 「まぁ、付いてくれば分かるわよ、ただし財布は持ってね」 「……飲み物でも奢らせる気ですか?」 「なわけ無いでしょ!さっさと行くわよ」 所長はそう言って一人で出ていった。 忙しいぞ人だ 俺は頭痛を堪えつつ、事務所をでた
/326ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2363人が本棚に入れています
本棚に追加