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周りからの視線がかなり痛かったので、俺はさっさてラーメンを片付け、食堂を逃げるように出ていく
所長はどうやら相当の大食いらしく、食べ終えた後にまた別のを頼もうとしたので、無理矢理連れてきた
なんでこうひょうとといい、所長といい、俺の周りには大食いしか集まらないんだ?
「お腹減った~」
俺より年上のくせに大人げない
「あんな危ない所、いつまでも居られないでしょ?」
さっきは何も入っていなかったから良かったが、次がそうとは限らないのだ
「分かってないわね~」
そう言いながら、指を振り、チッチッチとワザとらしく得意げになる
「いい?さっき食堂でのおばちゃん達の反応見たでしょ?」
見ましたが?
「おばちゃん達は誰も来ないのに驚いてたでしょ?つーことは、少なくともあのおばちゃんは何も知らない」
「ほぉ」
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