第一章

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遥の怒鳴り声で喧嘩がピタリと止まった。 遥「二人ともいい年して何してるの?」 二人ともうつむいている。 遥「まったく。」 遥はそうつぶやいて部屋を出て行った。 二人は無言で睨み合いを始める。 足音が戻って来る。二人とも前を向いた。 遥「言い忘れたけど今日お父さん帰って来るからどこも出掛けないでね。」 藤丸「へーへー」 遥はそれだけ言ってまた戻って行った。 夕食の支度をしているのだろう。 オヤジのことだ帰って来るって言ってもどうせ急に仕事が入ったとか言って帰ってこないだろう。
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