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「高木くん、僕こんなことしちゃったのに…。怒らないの?」
いつもと変わらない俺の態度に、知念は少し戸惑っているようだ。
確かに、普通ならとっくに怒ってるような状態にされてる今の俺。
両手をタオルで縛られて、ベッドに押し倒されて。
相手が知念じゃなかったら、怒ってるかもね。
「普通ならね。でも、知念のこと好きだから…」
だから怒ってないと、何でもないことのように笑って言った。
「俺、知念になら何されてもいいよ」
「ホントに?僕、嬉しい…」
知念はキラキラした目を輝かせて、俺に抱きついてきた。
小さくてまだ柔らかさのある子供の体。苛めたいって、何をしてくれるんだろう。
子供って残酷なところがあるから、結構酷いことされちゃうのかな…。
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