所有物(廉大)

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「嫌がってたわりには気持ち良さそうじゃん」 「…っうっせぇ……気持ちよく、なんか…っ」 そう言って、大和は必死になって声を殺そうと唇を噛んだ。 強情なやつだ。 真っ赤な顔に荒い息、涙でいっぱいの瞳。 そんな顔で、そんな身体で。 睨んだって、憎まれ口叩いたって、ますます相手を煽らせるだけなのに。 .
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