序章 始まりの言葉

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  「初恋だって!は―つ―こ―いっ!!」 大門が声を荒げて言う。 ん? 初恋? 初めて恋をした。 「意味不明。」 私の隣りにいた泉がぶっきらぼうに言う。 「いたのか!?小野寺泉っ!」 「どーでもいいけどその呼び方辞めてくれない?」 「…って、聞いてるか?桜日?」 「露骨に無視?」 大門はボーッとする私を覗き込みながら、泉は大門を睨みながら思い思いの言葉を発する。 私は……  
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