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<<同日21時00分>>
轟音と振動に包まれる中央司令部に警報が響き渡った。
「ぬぉっ!どうした!」
「科研3部で爆発事故発生!」
「レーダーに正体不明の飛行物体を確認!」
「なに?…数は!?」
「8、16、32、…どんどん増えてます!」
五十嵐の問いかけに、オペレーターが悲痛な声で答える。
「非常警報!レベルA!総員第一種戦闘態勢!!」
「長官!?科研3部よりデータが転送されています」
「まわしてくれ!…これは!?…発掘されたロボノイドの記憶データ!?…なんということだ…!」
施設の消滅寸前に転送された記憶データ、そこに記されたあまりにも途方もない真実…。
TETRA艦内にもレベルAの警戒音が鳴り渡り、テンガイは中央司令部の援護へ向かう決定を下す。
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