A STONE-LIKE

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<ステージ2「REMINISCENE」:西暦2520年7月14日21時26分>   物語は1年前、あの悪夢のような出来事の起こった日に遡る。   中央司令部後方1200まで接近したTETRAに向かって容赦なく襲いかかってくる無数の飛行物体。   3機のシルバーガンも発進し、激戦を繰り返しながらなんとか司令部上空に到達するも、その真上には「石のような物体」が不気味に浮遊していた。   「長官!物体のエネルギー反応が計測値を超えます!」   司令部内ではオペレーターがもはや叫びに近い声で現状報告をしている。   「くっ、どうやら我々はやることが全て遅すぎたようだな…!巡洋艦TETRAに連絡を…」   「オヤジィィィ!」   五十嵐の言葉を駆けつけた息子・ガイの呼び声が遮る。   「ばかもん!何しに来た!」   「何しにって…助けにきてやったんだろぉがっ!」   「だめだ!お前達は艦に戻り、次の指令があるまで衛星軌道にて待機。これは絶対命令だ!」   「長官!今はそんな場合じゃ…」   五十嵐の唐突な命令に、ガイだけでなくバスターも戸惑いの色を隠せない。   「いいか!人類の未来はお前達にかかっているのだ。早く行け!」   「何わけわかんねぇこと言ってんだよっ!」   「説明する暇はない!…艦長!」   「はっ!」   困惑するバスター達とは異なり、テンガイは親友の意思を汲み取ったかのように力強く応じる。    「…あとは…頼んだぞ…!」   その言葉が発せられてから間もなく…TETRAが衛星軌道上に退避した直後、「石」が発した凄まじい閃光が地表を白く包みこんだ…。
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