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「けど、お前も罪な存在だな」
「は？」
唐突に白が持ち出した話題に、紅哉は訳がわからず間抜けな声をあげる。
「あれだけお前のコトを思って面倒見てくれてんのに、お前自体はだらけっぱなしだろ？
あんな可愛い娘があそこまでしてくれたら、普通はもっとやる気見せるだろ」
「可愛い娘ねぇ……」
確かに、光は学校でも結構可愛い部類に入る女子の一人だ。
性格も少し強気だが、それがまた良いという人間もいる。
「可愛いってのはさておき、あそこまでされると逆にだらけるというか……」
「うっわ！お前贅沢だな？」
いや、贅沢と言われましても……
「ガキの頃から一緒にいるからなんとも言えない」
まぁ、そんなことを言いながら好きっていうことに変わりはないのだが。
そんな話しをしていると、やがて担任の教師が入ってきてＨＲが始まり、ようやく学校の授業が始まった。
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