白に近づいていく日々

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毎日彼女の部屋に行った。 相良ななみという名前の彼女。 目が見えないせいで精神的な不安定。 たまに暴れたりしていた。 大部屋なら少しは気が紛れるのに、暴れたり叫んだりするせいで彼女は個室に閉じ込められていた。 僕も個室。 よく心臓が止まったりして、医者や看護士が大勢入ってくるから。 ななみも僕も個室のほうが都合が良かった。 誰にも邪魔されず、僕は彼女に溺れることが出来た。 .
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