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暗い暗い世界の闇手を扇げば断ち切れるはずもなくただ暗い空を見上げて手をあげて縦へと降り下げる
「夜は嫌いや…」
星が瞬かない黒一色の空自分の横で眠るオレンジ髪の姫様を起こさないように暗い小屋からでていくのは月もあかりもないのにキラキラと星のように輝る銀髪をもった姫様を守る騎士、市丸ギン
「……そろそろウサギがかかったやろか?」
ギンは日も登らない真っ暗な林へと一人入っていくそこは夜になると自殺する人や気の狂った人がたまる場所とも言える林だったがギンにとって食料が豊かではない地区で姫様と自分の食料を自ら探さなければ生きてけはいけないだからそんな怖いなど言っている暇はなくとにかく食べれるものは食べるという生活が当たり前であった
「…あちゃー…全然かかっとらんわ」
仕掛けは5つかけたが3つはなにもかかっていなくあとのひとつはウサギではなくネズミだったネズミでも食べれることは出来るがギンと姫様では足りないだろうし姫様は絶対に食べないだろう
「はぁ…とにかく最後の仕掛けに行ってみよか」
着ているボロボロの着物の泥を払いながら最後の仕掛けの場所へと足をむけるギン
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