桜の木の下で…

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謙也「あ、俺は忍足謙也や!よろしくな、…えー」 鏡「クスッ。俺は冬堂鏡です。君と同じ、3年になります」 夢樹『フフ、私たちは双子なんですよ』 鏡「ですから、俺たちのことは、【鏡】、【夢樹】と呼んでもらって構いません」 謙也「Σえっ!?名前呼びでええんか? んじゃ、遠慮なく。よろしくな、鏡、夢樹!!」 照れたようにニカッと笑う謙也を見て、傍目には分からない程度であたふたする夢樹。 夢樹『よろしくお願いしますね、忍足くん(なんか最後の笑顔…ドキドキするような……///)』 謙也「謙也でえぇよ?俺も名前で呼んどるし」 夢樹『ありがとうございます、…謙也くん(名前で呼んでもいい、ってだけで何でこんなに嬉しいんでしょうか!?)』 謙也「あ、あぁ!(何やねん、美人さんやばっかり思てたけど、可愛いってか何これ反則やろこの可愛さ、惚れてまうやろーってこれなんか違う!!)」 見た感じと中身が盛大に伴わない不器用な二人。 鏡(これ心読めて良かったです。じゃないと面白くないし) そして、この何かしらの妙な葛藤は、鏡という厄介な(鏡「フフ…」)ゴメンナサイ、優しいお兄さんだけが知るところとなった。 騒がしくしていると、二人の教師が職員室から出て来た。 .
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