第一章

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今は5月の上旬らしい 俺は翠 多分16歳 八年切らずに伸ばした銀の髪の毛に翠の瞳 俺の上を飛んでるのは鷹のケイ 俺は小学3年の頃に親に捨てられた そこで助けてくれたのがケイ… どんなに人を信じても裏切られる… だから俺は人を信用しない… 自分を守る為に… 一人の人をのぞいては… その人は俺に勉強を教えてくれて… 服をくれた… そして… 森に好かれていた… この人は裏切らないって森のみんなが言ってくれた… 八年森で過ごしてたら俺は動物の声や 植物の声を聞けるようになっていた そして森が… 信じてもいいって言うんだ だからその人は信じれる… 昨日その人が学校に行きなさいって言ったんだ… 俺は人にかかわるのが嫌だったけど… 森のみんなが賛成しちゃって… ケイが常にそばに居ることを条件に 俺はここへ来た そして… 今俺は森で一番でかい樹よりでかい門の前でどうやって入ったらいいか悩んでる ケイ『飛ぶぞ…捕まれ』 空を飛んでたケイがいきなり言ってきて俺がコクンと頷くと俺の身長より少し上まで近づいたことを確認して 俺はケイの足に捕まった 身体がフッと浮く感覚… 空を飛んでる… 下を見ると門を飛び越えただけでなく歩くはずの道まで飛んでいる  
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