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「ヤバッ!」
勝はそう言って急いで逃げ出したけど、俺は逃げ遅れた。
「おぉ!翼か、丁度よかった。お前にお客さんだ」
「・・・・えっ!?俺に?」
「そうだ!ほら中に入りなさい」
園長先生に言われるまま俺は応接室の中に入った。
「初めまして、翼君」
「あの、さっき俺がぶつかってしまった人ですよね?すいませんでした!俺が全部悪いんでこの施設は全然関係ないんです!」
俺の言葉を聞いた女性はしばらくの間キョトンとして急に笑い出した。
「違うわよ!翼君。私は成城 叶。とある会社で社長をしているのよ」
社長?その社長が何の用なのだろうか。
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