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品物をビニール袋に詰め終えると、同級生……だったらしい男は、奥から紙袋に入った何かを持ち出してきた。
「壷とかなら買わんぞ」
念のため、些か本気混じりに一線を引く。
「壷ってなんだよ。
いやさ、今日、今狙ってる女の子が誕生日で、前から欲しがってた靴をこっそり用意してプレゼントしたんだよ。けどサイズ違ってて…」
袋から取り出された箱を開けると、中には、薄い紙に包まれた白いハイヒールのサンダルが入っていた。
「Ｍサイズじゃ小さくてさぁ。ビックリさせようって、こっそり買ったはいいものの…肝心の足が入らなくて。
彼女を傷つけちゃったんだよ。
でも、あんな小柄なのに足はデカイなんて驚きだっての！」
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