変わらない日

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「…帰った。」 部屋のドアを開けながら、呟くような声で言った。どうせ言ったところで、それを聞く者なんて誰ひとりいないから。 コンビニ袋を机の上に落っことすと、フーッと溜め息をしながら床に腰を落とす。 ゴロンと寝そべり、ふと指を折って数え始める。 「…もう44か。」 当たり前の事。 こんな事を、最近毎日のようにやっている。虚しいだけだが、つい手が動いてしまう。 「はぁ…」 「……死ぬのか…?」
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