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「で、何の用だよ…」
これで暇潰しって言ったら怒ろう…
「決まってんじゃない、暇潰し♪」
「ふざけんなー!!」
コイツは秋野茜(アキノアカネ)。中学からの知り合いで不良扱いの俺や直樹と普通に喋る唯一の女の子だ。
「まぁそれは嘘で、恵子に用があって来たの。じゃあね~」
なら寄り道すんなよって言いたいけど、すぐにどっか行ったから言えなかった…
キーンコーンカーンコーン
そしてチャイムが鳴り授業が始まる…
「ハァ…、やっと昼飯だ…」
四時間耐え抜いたのは久しぶりだ…
いつもなら絶対寝てるのに…
「おっ、将平。昼飯食いに行こうぜ~」
「今まで居たみたいに喋るな、今来たところのくせに」
「いいじゃん、それより早く行こうぜ、食堂混むよ~」
「わかったよ…」
めちゃめちゃ混んでやがる…
「どうする?」
「パン買って屋上で食うか」
「賛成だね、じゃあお先!!」
直樹は人混みに飛び込んだ…
「うわ~~!!」
叫び声?なんで叫び声なんか聞こえるんだ?
よくわからんが行くしかないか…
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