プロローグ

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退屈だ… 同じような毎日に苛立ちを覚えるけど、変わる事はないだろうと諦めているからだ… 学校に着いても大抵寝て過ごしている。 ちょっと遅くなったが、俺は荒城将平(アラキショウヘイ)。高校一年になったばかりだ。 教室に入ったら金髪頭の奴がいた。この学校には珍しい頭の奴だ。 「よぅ、将平」 「おはよ、直樹」 コイツは佐藤直樹(サトウナオキ)。入学式の時に知り合った奴だけど、似てるとこがあってすぐに仲良くなった。 「珍しいな、お前が最初からいるのは」 「俺だってたまには最初からいるよ、将平こそ珍しいじゃん」 「俺は遅刻や欠席はしてないっての…」 さぼろうかなとは思うけどな… 「それより放課後は何する?」 「まだ朝だからな」 「どうせ寝てる間に放課後じゃん」 「まぁな…」 こんな毎日がこれからも続いていくのか…
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