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「ふぁ~…、朝か…」
自然と目が覚めて時計を見るといつも通りの時間だった。
「美紀…」
いつも美紀が起こしてくれた時間に目が覚めるとは…
「早いね~、いつもこんな時間に起きてんの?」
「たまたま起きただけだ、いつもは…」
「いつもは?」
「なんでもねぇよ、早く学校行こうぜ」
「そういえばお前、部活どうすんの?」
「行かねぇよ…」
「だろうね…」
いつまでもグダグダしてられないからここで立ち上がり準備を始めた。
俺の学校生活ってずっと美紀と一緒だったんだな…
「学校来たのはいいけど何しよう…」
教室で一人、寂しく座る俺。
直樹は学校に来たとたんにどっかに行ってしまった。
「寝るか…」
結局寝る以外やることがないなんてな…
「起きろー!!」
「んなぁ!!」
「何朝っぱらから寝てんのよ!!」
「茜か…、うるさい、俺の勝手だろ?」
「私はアンタに用があって来たの。ちょっと来なさい」
「はぁ?別にここでいいじゃ」
「早く来なさい!!」
「ハィ!!」
今の茜に逆らわない方がいいな…
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