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茜について行くと屋上についた。
「アンタ、美紀と別れたの?なんで?」
「……俺はフラれた方だ。理由なら美紀に聞いてくれ」
理由ならわかっていたかもしれない…
美紀は俺が美紀の事を嫌いになったと勘違いしてるんだ…
「美紀に聞いてもつらそうな顔で聞かないでって言うの。だからアンタに…」
「聞いてどうすんだよ…」
「それは…」
「人の事に首突っ込んでんじゃねぇよ!!」
大声で茜を怒鳴っていた。
怒鳴りたくはなかったのに…
イライラを他人ぶつけたくて仕方ない。
「だって…、将平達が心配なんだもん!!」
茜は泣きそうになりながら叫んだ。
「アンタ達が別れたって聞いた時、すごく心配したんだよ?」
「関係ないだろ…、もう行くからな…」
「そんなつらそうな顔して何言ってんの!!」
「うるさい…、どんなに悔やんだって…、もう戻れないんだよ…」
「そんな事ないよ…、今から美紀に会いに行こうよ」
美紀と会う?それはもう迷惑にしかならないよ…
そう言いかけたけど言わなかった。
茜に何言っても無駄だ…
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