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普段なら助けようとか考えないんだけど、何故か助けに行っていた。
「おい」
「なんだてめえ!!」
「その子俺の友達なんだけど何してんだ?」
からまれてた子は女の子だったけど、気にしない気にしない。
「これから一緒に遊びに行くんだ、邪魔すんな!!」
女の子は涙目になりながら怯えていた。
「怯えてんじゃん、それに久しぶりにコイツに会ったから話したいから帰ってくれないか?」
もちろん嘘だけど…、それが一番簡単に解決できるはずだ。
「先に誘ったのは俺だ!!だから無理だ!!」
「ゴメンな、行こうぜ鈴木」
そう言って女の子に近寄った
「ふざけんな!!」
不良は殴ろうとしてきた…、が、俺は拳をいとも簡単に払いのけた。
「ケンカすんの?言っとくけど強いよ」
「うっせー!!」
また殴りかかってきやがった…
「忠告したからな…」
「覚えてろよ!!」
「ふ~…、ちょっとやりすぎたな。ケガない?」
女の子にそう聞いていた。
「大丈夫…です」
「そう、よかった」
「あの…」
「何?」
「助けてくれてありがとうございました、お名前は?」
「荒城将平」
「荒城さん…、ありがとうございました」
「いいよ、礼なんて…」
なんか恥ずかしいし…
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