プロローグ

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「本当に助かりました、とても怖くて…」 「早く帰って忘れた方がいいよ」 「ハィ、ありがとうございます」 「お~い、将平~」 そんな感じで喋ってたら直樹が来た。 「連れが来たから行くわ」 「ハィ、それでは」 深々と頭を下げてから歩きだした、元気になったみたいでよかった。 「今の子誰?」 「知らね~よ。不良にからまれてたから助けただけ」 「へぇ~、珍しいね~。将平が人助けなんて…」 「なんとなく…だよ」 そんななんとなく助けた子が俺や直樹を変えるきっかけになるなんてこの時はまだ思っていなかった…
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