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とりあえず家に帰ることにした。
「落としたなら誰かが
拾ってるかもしれない。」
電話をかけてみることにした。
プルルルル プルルルル・・・
ガチャッ
『・・はい』
出たのは男の人だった。
「あっ!あの、私、その携帯の
持ち主なんですけど、
拾ってくれて
ありがとうございます!」
『あー、いえいえ』
「えっと、今から携帯
取りに行きたいんですけど、
どちらにいますか?」
『今からって・・・
女の子がこんな時間に出てきたら
危ないでしょ』
そう言って電話の人は笑った。
こんな時間って・・・今何時?
23:05・・・
そう、私は自他共に認めるマイペース。
普通なら家に帰ってすぐにする行動を、寝る前にしていた。
「すいません・・・
こんな遅い時間だと 思わなくて・・・」
『いいよいいよ』
そう言ってまた笑った。
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