-回想-

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「そんなことになったらあんたも困るでしょう?」 「うん…ごめんなさい」 「いいのよ…私にはあんたがいてくればそれでいいの」 そう言って俺は泣きながら"お母さん"の胸にうずくまっていた 「ほら…いつまでも泣いてないの、男の子でしょ」 「うん」 そう言って俺は"お母さん"から離れる 「さ、すぐご飯作るからそのボロボロの服着替えてきなさい」 「うん…!」 そう言って俺は部屋の襖を開けて走った そこで俺はまた目の前が真っ暗になって… 今度はアパートの前にいた 気がつけば俺は随分と大きくなっている
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