-回想-

6/14
前へ
/36ページ
次へ
そのまま火の中へと飛び込んだ俺はただひたすら5階の部屋を目指して階段を駆け上がった 火はけっこう強く5階の部屋のすぐ近くまでまわっていた 俺は5階にたどり着くと扉を開けて素早く中に入っていった 室内はまだ火がまわっておらずすぐに自分のよく知る部屋へと走った そう 先ほど俺が幼く、汚れた服で佇んでいた場所だ そしてその部屋で気絶している1人の女性を見つける 俺はその女性を抱き上げ、素早く部屋から出て扉を開く だがその先はさっきの火がここまで燃え広がっていた
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加