-回想-

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入ってきたのは女性だった 見た目は20代後半ぐらいだった とても綺麗な顔立ちをしていて髪は肩より下ぐらいの長さで色は綺麗な黒のストレート 見たときこれがアジアンビューティーなるものか…と思ったぐらいだ 彼女が襖を閉めたあと俺はその人に抱きついていた 「お母さん…!」 「あらどうしたの?いきなり抱きついて」 「ダメだった…やっぱり勝てなかった…!」 「あら…またおじさん達のところに行ってたの?あそこには行っちゃいけないって言ったでしょう?」 「でも…!おじさん達に勝たないとあそこ通してくれないんだよ!」 「あそこを通りたい気持ちはわかるけど、まずあんたのことが心配よ…あんたを失ったらお母さん独りぼっちになっちゃう」 「…!」
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