龍也と老人と宇宙船と異世界?

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龍也は困っていた。かれこれ一時間ゲームスタートの出店に飛び込みロードモードになり。目の前にロード中と出たきり進まないのだ。 しかも、入り口が何時の間にかしまっていて、その空間から出られない。 「閉じ込められた」 龍也は、深く溜め息を吐くと空中に浮かぶロード中の文字を見た。此処から出れないと言うことは、ゲームの世界から出れないと言うこと。下手すると死んでしまう。生憎、親は旅行中で家にいないので体の世話をしてくれる人がいない。ゲームしている間、体は弱って行く一方である。 龍也は、逸れを思うと冷や汗をかいた。躍起になって仮想空間の部屋の中を走り周り、出口が無いか探した。しかし、壁が崩れている所も無いし何か窓が有るわけでも無い。 密室。それが龍也を不安にさせた。龍也は仕方無く、ロード中の文字の所に戻る、そしてロード中の中の部分によじ登ると穴の中で寝転んだ。因みに右である。
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