プロローグ

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?「この程度で俺に挑むとはな。嘗められたものだ」 そういった男の周りには数多の人間だった物が転がっていた。中には氷漬けになっている物もある。 ?「つまらないな。もう、俺の相手になる奴はここにはいないのか」 そう言って空を見上げる男の名は水城氷牙。裏世界最強と呼ばれる男である。 氷牙「はぁ・・・もう帰るか」 そう言って歩き出した氷牙の前にフードで顔を隠した男が突然現れた。 ?「あの人数をたった一人で、しかも無傷で倒すとはな」 氷牙「誰だ貴様」 氷牙は突然現れた男を警戒しながら言葉を返す。 ?「ここで死ぬ貴様が知る必要はない」 氷牙「俺を、殺すだと・・・随分とデカい口を叩くな」 氷牙は力を解放した。すると周りが一瞬で凍りついた。 ?「ほぉ、これが氷皇の力か。たいしたものだ。だが、俺には関係ない」 男は足場に関係なく瞬時に間合いに入り拳や蹴りを繰り出す。 氷牙「速いな。しかしその程度!!」 氷牙は男が繰り出す拳や蹴りを危なげなくかわし反撃をする。 ?「なにっ!?・・・がはっ!!」 氷牙の反撃の一撃が男の腹部に入り男が持っていた銅鏡を叩き割る。すると、割れた銅鏡が突然強い光を放ち氷牙と男を飲み込もうとした。 氷牙「なっ・・・!?なんだこの光は!?」 ?「ちっっ!扉が開いたのか!!」 氷牙「扉だと!?どういうことだ!!」 ?「貴様はこのまま何処とも知らぬ世界に飛ばされるのだ!!そこで己の罪を償うがいい!!」 氷牙「なんだと!!?くっ・・・うわぁ~~!?」 そして、光が2人を飲み込みんだ。光が収まると、そこにはふたりの姿は無かった。最初から誰もいなかったように・・・・
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