氷山の一角…。

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安藤誠が部屋を出てから、渡瀬はものすごい量の汗をハンカチで拭っていた…。 (もう後戻りはできないんだ…。私も、そして安藤も…。) 心に言い聞かせるように、自らのデスクの椅子へと腰掛ける…。 机の上には、昨日の安藤誠が『鈴佳』と共にホテルへと入って行く写真が置かれていた。 (しかし妙だ…。どこかで、この女を私は見た事がある。他人の空似だろうか…。) 『鈴佳』に見覚えがあるのか、少しばかり考えてみるが、どうも思い出せない…。 すると、渡瀬の携帯から着信音が流れ出す。
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