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洗面所で顔を洗い、歯磨きを終わらせてリビングに戻る。
時計を見れば7時13分を示していた。
学校はそんなに遠いわけでは無いから、慌てる必要は無い。
俺は優雅に台所(古い呼び方だな)に行きコップを出して水道の蛇口を捻り水を注いで飲む事3回、朝飯終了。
「ご馳走さま。」
満面の笑顔で言う。
「何でこんな食事で満足出来るの?」
幻聴が聞こえた。余計なお世話だ。
学生服に着替えて学校に行く準備は完了した。
時計を見れば7時31分だ。余裕があるが早く行って誰もいない教室で寝るのも悪くない。
鞄に今日の授業に使う教科書とノートに筆箱を詰め込む。財布は、簡単に見つからない場所に入れる。
今日は幸いにして体育が無い。体操着は邪魔だからな。
「行って来ます。」
誰もいないのに思わず呟いた自分に驚いた。
鞄を手に持って玄関を出ていつもの通学路を歩き出す。
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