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ん?いきなり女子が男子の話しに割り込んだな。
あれ?女子はレッド贔屓を睨んでいるし、睨まれている本人は安堵の表情を浮かべている。
「そりゃ、そうか。良いよなお前の家では結構チャンネルが映るんだろ?」
「あ、ああ、そうなんだよ。結構映るんだぜ。」
「良いよな。でも、その内、地デジになっから意味ねえぞ?」
「あっそっかあ、そりゃあしまった。」
凄いオーバーリアクションで会話を別の方向に持っていったな。
「ちょっと良い?赤井を借りるね。」
先程割り込んだ女子が赤井とやらに用があるようだな?
「ああ、良いぜ。」
「女子からのお誘いだぞ?サッサと行ってこい。」
「バーカ、んなもんじゃ無いよ。」
もう、どうでも良いか。寝よう。
俺は再び机に突っ伏した。
だか、あいつらは見えていなかったのか?
あの異常なまでの汗と手足の震えにオマケして目が泳ぎまくって飛び出す勢いのあの表情。
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