学校での一時

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カッカッ! 足音が聞こえる。 「何であんな話しをしてんのよ。あんたは!」 「仕方無いだろ?レッドの活躍を広めて有名になりたいじゃないか。」 どうやら先程の奴等が、俺が完全に寝ていると思ってこちらに来て話しを始めたようだ。 若干、疑問に残りそうな内容が有ったような気がするが今は眠い。 「あんたねえ!そんなんだから責任感が無いって言われんのよ。」 何処か余所でやれ。 小声で言い合っても近くだと聞こえるんだぞ。 「え~それじゃ、何処でお・・・レッドの活躍を広めたら良いんだ?」 ん?今、俺と 言いかけたのか? どうでもいいか。まさかのレッドの正体が同級生なんて事は漫画の中だけだ。 そう結論付けて俺は意識を手放した。 「そんな考えだから駄目なのよ!こんな事で正体がバレたらどうすんの?」 「バレないようにお前がフォローしてくれているから大丈夫だ!」 「何が大丈夫なのよ!」 そんな会話がされていたのだが、このクラスで誰一人としてこの会話を聞く者がいなかった。
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